展示案内

museum001

~ビスクドール~

19世紀中頃のヨーロッパで、高度な手作業によって生まれた人形。頭部などが釉薬(ゆうやく)をかけない白い磁器で作られております。
型(モールド)に粘土を流し込み、そこから取られた人形の各パーツ(部位)を磨き・色つけ・焼きを繰り返す、そんな中から生まれます。
今回展示されたアンティークドールは、作り手の立場から高橋涼子先生がコレクションした人形達です。
製作技術のインストラクターを養成する資格を持つという視点から、アンティークドールの中でも、無傷・オリジナルでビスクドールを制作する際に参考になるようにと集められた人形ばかりです。
人形だけでなく、彼等の身に着けている品々もお楽しみください。きっと、彼らの背景にある歴史も見えてくるはずです。